酒とギャンブルに溺れる日々をおくっていたが、歩道橋から落ちて死んでしまった売れない漫画家・高畑寿々男。裁判長に地獄行きを命ぜられると思いきや、あまりにもクズなので1年の執行猶予で家族と自分の心を見つめなおすよう、ネコとして現世に戻されてしまう。
裁判長からの課題に、自分なりの答えを見つけた寿々男は天に召される。ところが、再び裁判長に呼び出され、自分と同様に動物の姿になり、家族のもとにいる人たちの助けになってほしいと依頼を受ける。
寿々男は幼い娘を残し、病気でこの世を去ったオカメインコのユーちゃんに出会う。期限まであと一週間、これまでただ見ていることしかできなかったユーちゃんだが、寿々男の後押しもあって話しかけることに成功。しかし、寿々男は介添人の役目について悩みだし、ついにユーちゃんの本音を吐き出せるのであった。