修二は幼い頃、自分より後から少年野球に入った空に、エースの座を奪われ野球を辞めていた。高校で空と再会した修二は、とある思惑から共に野球部に入部。だが「空を見返す」という思惑は叶わず、幼少期と変わらずエースの座を奪われ、さらにキャッチャーとして空を支えることに。

ふたりはギクシャクしていたが、夏の大会で、修二が空と組む楽しさに気づき、ぎこちないながらも少しずつ、その関係は変化してきていた。

だが、そんな矢先にキャッチャー経験者の片山が入部し、修二は自身の居場所を脅かされる。さらには慰めてもらうつもりだった角ヶ谷からも、野球部を辞めるべきだと言われてしまう。一方、片山たちと修二の話をする中で、角ヶ谷と修二の関係が気になった空は角ヶ谷と対峙。その頃、修二は蓜島監督のもとへ赴き、胸のうちを吐露する…。